先生、この「問題」教えられますか?教育変革時代の学びの教科書(石川一郎、矢萩邦彦)感想②

後半もひじょーーに勉強になった。後半の内容としては、「探究的な学び」のために思考の土台となる母語の重要性、発達段階と学び、AIや高性能な機器との共生が前提となる社会で人間に求められる力とそれを育成するために学校・教師がすべきことなど。本出せ…

先生この「問題」教えられますか?教育変革時代の学びの教科書(石川一郎、矢萩邦彦)感想①

順番的に教育関係の本を読もうと思っていた。すぐ読めるかと思ったら、なるほどが止まらず全然進まない。半分も読んでないのだが一旦アウトプットすることにした。 教員採用試験の要項が出そろう時期になり、県が出している指針を読んだりするのだが、「そり…

START UP(ダイアナ・キャンダー)(牧野 洋 訳)感想

アントレプレナーシップ概論という講義をとることになり、その教科書として指定されたのが本書。教科書と言いつつも内容としては小説。起業したがうまくいっていない主人公が、ポーカーの大会に参加したのをきっかけになんやかんやあって自分の間違いに気づ…

科学的な適職(鈴木 祐) 感想

そろそろ就職をしなければならない年になってきたし、キャリア教育について知る必要があるなあということで読んでみた。(復習:文科省によるとキャリア教育とは「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キ…

上極限、下極限

アウトプットが滞っているのでたびたび忘れる上極限と下極限について. としたとき すなわち 上極限より小さな元に対して, その元より大きい が無限個存在する. すなわち, 上極限より大きな元に対しては, ある番号より先はその元より小さくなっている. が成り…

シャガクに訊け(大石 大)感想

この本を読んで入るはずだったゼミを変えた子がいる、というエピソードを聞いてから気になっていた本。読み始めたら面白く、一気に読み切ってしまった。学生の悩みを聞き、社会学からの視点を提供、アドバイスをするという物語。もっと社会学に寄ったカタめ…

ONE TEAM のスクラム(松瀬 学)感想

FWのことを書いたラグビーの本ないかな〜と思っていたらこの本を見つけた。私はBKしかしたことないので、スクラムの詳しいことはよく分からないが、ジャパンの快進撃を支えた「シンさんのスクラム」がどのようなものか知りたいと思い購入してみた。 まずプロ…

「考える力」を身につける本(出口 汪)感想

情報化社会では、誰でも簡単に大量の情報を入手することができるようになった。膨大な情報に振り回されないために、自分に必要なものを見極め、何を得て、どう活かすかを判断するための論理力が必要であるとされている。また、他者との合意形成や知識を生き…

FACTFULNESS (Hans Rosling) 感想

読んだのはずいぶん前だが、短く書くことにした。 人間を人間たらしめるものは理性だと思うが、理性を働かせるためには人間にどんな本能があるのか知る必要がある。それをこの本は教えてくれる。人間は生まれ持った思考のクセによって世界を歪めて捉えてしま…

それでも日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子) 感想

日清戦争から太平洋戦争までの日本人の選択を中高校生に対する講義という形で述べていくという内容。難しい。けど面白い。少なくともほとんどが事実の羅列である教科書だけで本当の意味で歴史を学ぶことはできず、その時代の背景、主要国、主要人物の思惑、…

7人制ラグビー観戦術(野沢武史)

オリンピックのセブンズにむけて7人制の本を買ってみた。あんまりセブンズのことは考えたことなかったので、結構面白かったし勉強になった。15人制と本質的な違いは人数が違うこと(アタリマエ)。人数が半分以下になることの影響はプレーできるプレーヤー(…

米田の補題(続き)

ステートメントを述べる. ここで . また は米田埋込である. を圏, を対象, を関手とする. このとき なる全単射が存在する. 全単射写像を構成する. まず, 定める. これは 自然変換を集合 の元に送る写像である. とすれば(すなわち は自然変換) その 成分 は …

新しい学力(斉藤孝)

新学習指導要領で重視される「アクティブラーニング」に代表されるような学力観の変化に対する筆者の考えが述べられている。本文では、ペーパーテストではかられるような体系的にまとめられた知識を吸収し再生できる力を「伝統的な学力」とし、これに対し、…

ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)

多くの非行少年たちと出会ってきた筆者が強く感じたことは, 「反省以前の子ども」が多くいるということ. 簡単な計算ができない, 漢字が読めない, ケーキを3等分するなどの簡単な課題ができないなど, 認知機能の低さが生きにくさにつながり, 学校が面白くな…

米田の補題

米田の補題で再び詰まって, 乗り越えられそうなので書いておく. そのためにまず Hom 関手について述べる. を圏, を対象とすると, なので, 対象 を1つ固定して を考えることができる.また の射 に対して で定めることでこの は関手 とみなせる. この関手を Ho…

イノセント・デイズ(早見和真) 感想

24歳で放火殺人を犯した死刑囚の過去が関わったことのある人の視点でどんどん明らかになっていくというお話.そして, はじめの方ではいかにも凶悪犯というように語られるが, 読み進めるほど救われて欲しいと思ってしまうような展開に. 幼い頃はほとんど普通の…

卒業旅行

卒業旅行で京都に行った. 行ったのは 伏見稲荷, 銀閣寺, 嵐山 など. あと, 駅前のイオンの大垣書店. 初日雨じゃなかったらもっとよかったんやけどな〜. そして結局誰が奢るかをかけたジャンケンは盛り上がる. 楽しかった. 素晴らしい同期との出会いに感謝. …

自然変換とか圏同値とか

圏論を少し勉強することにした.自然変換あたりでつまづいたが、少し飲み込めたのでまとめておく. 圏同値(と圏同型)は圏の間の可逆な関手からなる. 関手 と自然同型 が存在するとき圏 は圏同値であるという.また関手 が圏同値を与えることと, が忠実充満な…

ルビンの壺が割れた (宿野かほる) 感想

表紙にある「衝撃の問題作」という表現がしっくりくるという印象。 正直に言うと、面白い!って感じではなかった。が、確かに終盤の展開には引き込まれ、ラストはゾッとした。 そんな本でした。

アウトプット大全 (樺沢紫苑) 感想

タイトルの本を読んだので, 印象に残ったフレーズを書いておく. 2週間で3回使った情報は長期記憶に残りやすい. インプットとアウトプットの比率は 4:6 から 7:3 が理想. 学びの進め方は 広げる か 深める の2つの方向性しかない. 広げたいのか, 深めたいのか…

シロー部分群の存在(続き)

の への作用を で定める. ( であるから も の要素である.) が で割り切れないこと(前投稿で書いた) から, が で割り切れない が存在する. ( がすべて で割り切れるとすると, も で割り切れることになってしまう.) (各 について, 軌道の集合 の個数が で割れ…

シロー部分群の存在

シロー部分群の存在とそれに伴う群論のことを書く。 群の位数が素数, なる を用いて と表されているとする. 群のシロー部分群 とは, 位数 の部分群のこと.その存在の証明(の概略)とそれに必要な用語を述べる. 群 と集合 に対して, 写像 であって と の単位…

数式の練習

\begin{bmatrix}a & b \\c & d \end{bmatrix}

初投稿

インプットしたことのアウトプットが目的。 好きにやります。 こんなのもかけるなんて便利。