ONE TEAM のスクラム(松瀬 学)感想

FWのことを書いたラグビーの本ないかな〜と思っていたらこの本を見つけた。
私はBKしかしたことないので、スクラムの詳しいことはよく分からないが、ジャパンの快進撃を支えた「シンさんのスクラム」がどのようなものか知りたいと思い購入してみた。

まずプロローグでRugby World Cup 2019 を思い出して泣いた。(笑)
圧倒的ラグビーブームの到来を確信していたというのに、まさかこんなこと(新型コロナによる自粛)になるとは…。

FW8人の一人一人の役割を明確にし、それを全うする。「間合い」(相手を窮屈にする間合い)や「あんばい」(相手が少し動いてきても姿勢を崩さない余裕のようなもの?)、「崩す」(味方は100%で組み、相手には70%で組ませる)、4ポイントなどのキーワードの浸透、相手チームの分析など素晴らしい準備の結果があのワールドカップだったのだと再認識した。にしても細かい。すごい。

第一部ではワールドカップ5試合のスクラムについて振り返りが行われている。それぞれのスクラムの特徴や、そのときの意図、感触、思っていたことなど。これはおもろい。試合を見返したくなる。

あのアイルランドから奪ったコラプシングは外に逃げるように仕掛けてくる1番を相手にする具くんを支えるという意思統一のもと組み勝ったとのこと。フロントローの意図、駆け引きが見抜けるようになれたらいいなぁ。スクラムが強い、うまいとはなんなのか?

坂田さんとかFW出身の人が解説の時は、スクラムの解説もしっかり聞いていこう。いつか慎さんにはスクラムの本書いて欲しいなぁ。あと、誰かラインアウトとモールの本も書いてくれ。