2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

そして誰もいなくなる(今邑彩)

そろそろ小説を読む頃合いだと思っていた。やはり、最後にあっと驚くような結末を迎えるミステリーは面白いのでそういうのを探していると「事件解決まで全て序章」という帯に引かれ読むことに。 有名なアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を基に…

直積と直和

読書とは関係ないが、直積と直和について。直積は比較的馴染みがあるが、直和と言うと、線形代数では「有限のときは同じだから直積と思ってください」などと言われて、じゃあ直積でいいじゃない、などと思っており、どんな違いがあるのかよくわかっていなか…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ)

一生モノの課題図書という帯を見て気になっていた1冊。ノンフィクションの作品を読むことはほぼ始めてだったのでそういう意味でも楽しみだった。内容はイギリスに住む日本人の母(筆者)とアイルランド人の父とその息子の話。ノンフィクション作品というこ…

マンガでわかる統計学(大上丈彦)

統計の苦手意識を少しでも払拭するため、厳密さは求めずフワッとした全体像を掴みたいという思いからこの本を読むことに。統計を勉強するとき、言葉遣いやなんでその値に意味があるのかなど、表面的な数式を追いかけるのに精一杯になってしまう&数式がごちゃ…

これから「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル著 鬼澤忍訳)

哲学の本を読もうと思い立ち、1冊読んだ。その本は哲学の起こりから現代哲学までの流れをざっくり述べたものだったが、そのほとんどはいわゆる哲学のイメージ通り屁理屈を小難しく書いたような感じで面白いと感じられなかった。しかし最後のページで現代に…