2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人新世の「資本論」(斎藤幸平)

里山資本主義のような街づくりに興味を抱いていたところ、著者の斎藤さんがログミーの記事でその路線でいい感じのことを言っているのを見つけ調べてみたところちょうど新刊が出たばかりで、しかも本屋で何冊か気になっていた本のうちの一冊だったことが判明…

死の教科書-心が晴れる48のヒント-(五木寛之)

「死」をどのように捉えるか、ということは生きていく上でとても重要だと思うし、その集団がどのような死生観を持っているかは重要な要素になると思う。今の(日本)社会は死を過剰に遠ざけているような気がしている。最近コロナ対策と経済のバランスがテー…

里山資本主義(藻谷浩介)

大学のエネルギー問題についての講演で「里山資本主義」という言葉を聞いた。私は田舎の出身で大学を卒業した後は地元に帰ろうと思っているのだが、田舎と都会の格差は顕著でそれをなんとかできないか、と思っていたところだったのですごく興味が湧いた。講…

ビジネスエリートになるための教養としての投資(奥野一成)

「これからはただ貯金をするだけではなく投資によって資産形成を目指すべきだ」という風潮が広がっているように思う。実際、超低金利時代に銀行預金しててもお金は増えないし、お金の運用によってお金が増えればこんなに嬉しいことはないが、とは言っても手…

それをお金で買いますか?(マイケル・サンデル)

”今から正義の話をしよう” で政治哲学に出会い、現代社会においてもかなり重要な考え方なのではないかと思い、その本の続編ということで読むことにした。「善い生き方とは何か?」を考えることが重要であり、そのような道徳的な議論を避けて人間社会を語るこ…