死の教科書-心が晴れる48のヒント-(五木寛之)

「死」をどのように捉えるか、ということは生きていく上でとても重要だと思うし、その集団がどのような死生観を持っているかは重要な要素になると思う。今の(日本)社会は死を過剰に遠ざけているような気がしている。最近コロナ対策と経済のバランスがテーマとなることがよくある。その時にコロナウイルスによって数百人の死者が出ている、一方毎年2万人が自殺で命を落としている。モチをつまらせて死ぬ人もいるし、交通事故で亡くなっている人もいる。コロナ対策によって救われる命と自殺によって失われる命を天秤にかけるような議論がたまに見られる。明確な正解はないと思うが、死ぬということをもう少し真正面から受け止めなければならない、死を意識して、身近なものとして付き合っていく必要があるように思う。ということで「死」をテーマにした本を選んでみた。

内容は死についての48の疑問に、自分の幼少期の記憶(戦時中〜戦後の大陸からの引き上げ)、あるいは仏教や偉人の言葉を引き合いに出して答えていくという内容だが、んーあんまり面白くなかった。フワッ、サラッ、チョンチョン、て感じで。てことで別の本を読んでみたいと思う。