読書感想

FACTFULNESS (Hans Rosling) 感想

読んだのはずいぶん前だが、短く書くことにした。 人間を人間たらしめるものは理性だと思うが、理性を働かせるためには人間にどんな本能があるのか知る必要がある。それをこの本は教えてくれる。人間は生まれ持った思考のクセによって世界を歪めて捉えてしま…

それでも日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子) 感想

日清戦争から太平洋戦争までの日本人の選択を中高校生に対する講義という形で述べていくという内容。難しい。けど面白い。少なくともほとんどが事実の羅列である教科書だけで本当の意味で歴史を学ぶことはできず、その時代の背景、主要国、主要人物の思惑、…

7人制ラグビー観戦術(野沢武史)

オリンピックのセブンズにむけて7人制の本を買ってみた。あんまりセブンズのことは考えたことなかったので、結構面白かったし勉強になった。15人制と本質的な違いは人数が違うこと(アタリマエ)。人数が半分以下になることの影響はプレーできるプレーヤー(…

新しい学力(斉藤孝)

新学習指導要領で重視される「アクティブラーニング」に代表されるような学力観の変化に対する筆者の考えが述べられている。本文では、ペーパーテストではかられるような体系的にまとめられた知識を吸収し再生できる力を「伝統的な学力」とし、これに対し、…

ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)

多くの非行少年たちと出会ってきた筆者が強く感じたことは, 「反省以前の子ども」が多くいるということ. 簡単な計算ができない, 漢字が読めない, ケーキを3等分するなどの簡単な課題ができないなど, 認知機能の低さが生きにくさにつながり, 学校が面白くな…

イノセント・デイズ(早見和真) 感想

24歳で放火殺人を犯した死刑囚の過去が関わったことのある人の視点でどんどん明らかになっていくというお話.そして, はじめの方ではいかにも凶悪犯というように語られるが, 読み進めるほど救われて欲しいと思ってしまうような展開に. 幼い頃はほとんど普通の…

アウトプット大全 (樺沢紫苑) 感想

タイトルの本を読んだので, 印象に残ったフレーズを書いておく. 2週間で3回使った情報は長期記憶に残りやすい. インプットとアウトプットの比率は 4:6 から 7:3 が理想. 学びの進め方は 広げる か 深める の2つの方向性しかない. 広げたいのか, 深めたいのか…